子どもの頃から一度は遊んだことがあるレゴブロック。
木で出来たブロックがあればいいのにな、と思ったことがありませんか。
誰でも思いつきそうなのに、今までなかった。（たぶん）
プラスティックでは可能な形状が、木ではむつかしいのかなと思っていた。
でもあったんです。北欧の国ではありません。
意外にも日本の山形県、米沢の街で作られていたのです。
精密機械の会社が作っている木のブロック、モクロック。
木を細密に削り出す技に、精密部品の先端技術が活かされています。
角のシャープな形状、丸みを帯びた突起部分、裏側の凹の部分、細かい仕上げがとても美しいです。
山形は県の総面積の75％が森林だそうです。森に囲まれた地方です。
日本の森林は、輸入木材が安価に入って来るようになって手入れが行き届かず、荒れ放題になっている山がたくさんあります。
森を健康に育てるには、人間が入って世話をしてあげなくてはなりません。手入れをしない森は、木が無造作に込み合い、太陽の光が届かず、木はすくすくと育ってくれません。
手入れのために切った木を「間伐材」といい、昔からいろいろな生活道具に加工されて人々の生活を支えてきました。「一木一草」という言葉は、一本の木、一本の草にも命があり、すべての自然に物語があることを言います。山形には「草木塔」という碑を立て、草木の命を供養する習慣があるそうです。森も人も同じように、大切な命として育てられてきたのですね。
モクロックはこの「間伐材」を使って作られています。
木の種類は、桜（サクラ）、朴（ホウ）、楓（イタヤカエデ）、四手（シデ）、樺（カバ）、の5種類。
それぞれ個性のある表情と質感を持っています。香りもそれぞれ違います。
5種類の木を積み上げる。
それぞれの木肌。
桜（サクラ）
しっとりとした手触りの木肌、春の彩りのような香り。
朴（ホウ）
柔らかい木肌、深みのある緑（心材）と落ち着いた白（辺材）。
楓（イタヤカエデ）
キメの細かい木肌。すがすがしい香り。
四手（シデ）
角度によって表情を変える木肌、つやつやした手触りで爽やかな香り。
樺（カバ）
手になじむ明るい色の木肌、柔らかく包み込まれるような森の香り。
モクロックは子どもが遊ぶのにとてもいい玩具だと思います。
手に馴染む木肌の感触と、ほのかな香りがモクロックの魅力。プラスティックとはひと味違います。
レゴとの連結も可能です。混ぜて遊ぶとプラスティックの鮮やかな色と、木の質感が重なってユニークな作品が生まれそう。（でもメーカーはレゴとの連結を推奨していません。あくまでも自己責任で。）
大人が遊んでも楽しい。私はパソコンの脇に置いて仕事の合間に遊んでいます。
アイデアに詰まった時、ちょっと疲れた時、手のひらでくっ付けたり、バラバラにしたりしていると、ちょっとした気分転換、アイデア創造の道具かもしれません。
繊細なディテール。
裏側の形状、丁寧に削り出されている。
レゴブロックとも接続可能ですが、木はプラスティックよりやわかいので破損することがあります。
ストラップにしてみた。
手に馴染む感触がいいね。
アクリル絵具で色を塗ってみた。
色を塗って、ヤスリをかけて使い込んだ雰囲気に。
レゴと組み合わせるとおもしろいけど、メーカーでは推奨していない。自己責任で。
メーカーからのメッセージ
「基本設計が違いますので接続しますと、破損したり破損したブ ロックでお怪我する場合がございますので、接続はしないでください。」
モクロック 基本セット 100ピース（50×2）MOKULOCK価格：5,670円／Amazon.co.jpで購入の場合、送料無料
メーカー：株式会社 ニューテックシンセイ
販売：ふくえびす／Amazonショップ木から削り出して作られたブロックおもちゃ、モクロック。
手触りよく、ほのかに森の香りがします。
つくっているのは精密部品加工の会社。
角のシャープさ、突起の丸み、先端技術が繊細な仕上がりと木のぬくもりを引き出しています。
子どもが遊んで楽しいモクロックだけど、ほんとは大人にすすめたい。
手のひらで遊んでいると、なんだか気分が落ち着くので、いつもデスクトップに置いています。
レゴのポップな色も好きだけど、木のナチュラルな質感も好き。
小さい頃からレゴで遊んできたけど、こんな木のブロックは今までなかった。
モクロックは森を育てる間伐材でつくられています。
エコ＆サスティナブル、創造の笑みがこぼれる知的玩具です。
ふふふの「ふくえびす」のおすすめです。
