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ハワイ語会話 その7 「挨拶の応用例」

北鎌倉ハワイアンセンター

2012年6月4日|森下 茂男

前回、いよいよハワイ語会話の実践編がはじまりましたが、今回は挨拶の応用編です。このハワイ語会話をはじめるにあたって、最初に書いたのが「アロハ」という古代ハワイ式の挨拶でした。これは、「アロハ」という挨拶の儀式によってお互いの存在を確認しあったという、とてもスピリチャルな挨拶なのです。
ハワイ語会話のなかでも挨拶はとても重要なパートなので、これから先もハワイ語会話実践編では、毎回、挨拶からはじめたいと思っています。わからない部分が出てきたら、それまでのハワイ語講座のテキストを何回も声を出して読み返してくださいね。また、新しく出てきたハワイ語には訳注が付いていますが、それ以外は以前に取り上げているので、訳注がついていません。訳注が付いている単語は、どんどんノートに書き留めて、覚えていきましょう。

Pehea ‘oe?「お元気ですか」に答える、気分、状態を表現する言葉

ハワイ語会話のキーワードのひとつが「Pehea??」です。もちろん「お元気ですか」という意味もありますが、ほかにも「仕事はどうですか?」とか、「乗り心地はどうですか?」など、さまざまに応用しています。英語のHowに近いのかもしれません。

maika’i nō/マイカ・イ・ノー:最高(古い言い方ではmeike’i/メイケ・イと発音した)
ma’ima’i/マ・イマ・イ:気分がすぐれない
hau’oli/ハウ・オリ:幸福な、喜ばしい
(Hau’oli makahiki hou/ハウ・オリ・マカヒキ・ホウ:新年明けましておめでとう、Hau’oli lā hanau/ハウ・オリ・ラー・ハナウ:誕生日おめでとう)
pa’ahana・パ・アハナ:忙しい
māluhiluhi/マールヒルヒ:疲れた
manakā:退屈な、うんざりする
pōloli/ポーロリ:空腹
`olu`olu/オル・オル:心地好い
huhū/フフー:怒った
ha’aheo/ハ・アヘオ:誇りに思う
`Ano/アノ:まあまあ
oia mau nō/オイア・マウ・ノー:変わりない
`ōma’ima`i/オーマ・イマ・イ:病気がち(mai=病気)

(例)
`Ano pa’ahana au./アノ・パ・アハナ・アウ=まあまあ忙しいです。
`Ano māluhiluhi au./アノ・マールヒルヒ=ちょっと疲れ気味です。

Peheaの応用例

Pehea:?いかがですか?
Pehea `oe e Taro?/ぺへア・オエ・エ・タロウ?「太郎さん、元気ですか?」(直接尋ねる場合)
Pehea? o e Taro?/ぺへア・オ・エ・タロウ?「太郎さんは元気ですか?」(間接的に尋ねる場合)

Pehea ka noho???/ぺへア・カ・丿ホ?「椅子はいかがですか?」
Noho:椅子

Pehea ka mea`ai?/ぺへア・カ・メア・アイ「料理はどうでしたか?」
mea`ai:料理

今回、登場したふたつのNo:「Hau’oli, nō wau mahalo,」と「No hea mai ‘oe?」

No:短母音のNoの場合(前置詞)
?の、?のために、?から由来する、?に関して、?について、?から

(例)
No laila lākou?/丿・ライラ・ラーコウ?「彼らはそちらの出身ですか?」

laila:そこに、あそこで(Ā、I、Kō、Mai、Noなどのいろいろな意味を持つ不変化詞の後に続く)

(例)
Ā laila:その時
I laila:そこで
Kō laila:あの土地の
Mai laila:あそこから

Nō:長母音のNōの場合(不変化詞)
(文法)とても、まったく、かなり、とにかく

(例)
Maika`i nō./マイカ・イ・ノー。「全く最高です!」

疑問形=何ですか?

質問;He aha kēia?/ヘ・アハ・ケーイア?「これは何ですか?」:質問者が持っている物に対しての疑問形。
Kēia:これは? mea `ono;お菓子 meaは物、人で、所有を表す。(例)mea `āina:土地所有者
答え:He mea `ono kēia.「これはお菓子です」

質問;He aha kēnā?/ヘ・アハ・ケーナー?「それは何ですか?」:相手が持っているものに対しての疑問形。
Kēnā:あれは?(話し手から近い物・人を示すときに使う) mea inu:飲み物
答え:He mea inu kēnā.「あれは飲み物です」

質問;He aha kēlā? /ヘ・アハ・ケーラー?「そこあるものは何ですか?」:質問者も相手も持っていない物に対しての疑問形。 mea `ai:食べ物
答え:He mea `ai? kēlā.「それは食べ物です」

肯定、否定

「?しますか?」、「?ですか?」のような肯定または否定を求める質問に対する答えは、英語と同じように文頭に来ます。

(例)
質問:`Ike ‘oe o kēlā hale kū’ai?「そのお店を知っていますか?」
`Ike:知る、見る kēlā:あの?、その? hale kū’ai:商店

‘ae:はい
答え:’Ae, `ike au.「はい、知っています」

a’ole:いいえ
答え:A’ole, `ike au.「いいえ、知りません」

動詞

とりあえず、基本的な動詞をあげてありますが、会話の中でも随時、取り上げる予定です。会話のシチュエーションによって、同じ動詞、たとえば`au/アウ:泳ぐでも、海で泳ぐ場合は、`au`aukai/アウ・アウカイという言い方もあります。また、 noho/丿ホ:座る、という動詞も、名詞で使う場合は椅子を意味するように、多くのハワイ語の動詞には名詞としても同じ言葉が使う場合が多いようです。

`au/アウ:泳ぐ `au’au/アウ・アウ:体を洗う(お風呂に入る) ’ai/アイ:食べる Pōloli/ポーロリ:腹のへった hele/ヘレ:行く(hele mai:来る) holo/ホロ:走る、帆走する kahea/カへア:呼ぶ hiamoe/ヒアモエ:寝る(moeも同じ意味のハワイ語) hana/ハナ:働く(hana hou:繰り返す、アンコール) mo’a/モ・ア:料理する(ho`omo`aも同じ意味のハワイ語) holoi/ホロイ:洗う kū’ai./クー・アイ;買う(kū ‘ai mai i ka mea ‘ai:食べ物を買う) pa’ani:遊ぶ `oki /オキ:切る(`oki mau`u:草を刈る) maopopo/マオポポ:理解する `ike/イケ:見る、知る na`auao/ナ・アウアオ:教える a`o/ア・オ:学ぶ makemake/マケマケ:望む mākaukau/マーカウカウ:準備する(O mākaukau:用意=フラの掛け声) kū?/クー:立つ noho/丿ホ:座る

単数につく定冠詞「Ka、Ke」の違い

定冠詞「Ka、Ke」は英語の「The」にあたるもので、会話のなかで特定した物事に対して付けます。英語の「The」と異なるのは、その後に続くアルファベットによって「Ka」と「Ke」を使い分けなければいけないことです。たとえば、「hale」はただ一般的な家を指しますが、「Ka hale」は、その家という意味になります。

Ka:単数につく定冠詞。基本的にはh、i、l、m、n、u、wからはじまる言葉の前につく。また、p、[`]からはじまるいくつかの言葉の前にはKaまたはKeがつく。
ka hale:家 ka hale kū’ai:店 ka hale pule:教会 ka hale lapa’au:病院 ka hale ki’i onioni:映画館 ka wai lele:滝 ka paina/Ka luau:パーティ ka hana:仕事 ka mea’ai:食料 ka i’a:魚、ka he’e:タコ ka pua’a:豚 ka pipi:牛 ka moa:ニワトリ ka laiki:米 ka niu:ココナッツ ka mai’a:バナナ ka wai:水

Ke:単数につく定冠詞。基本的にはa、e、k、oからはじまる言葉の前につく。
Ke ala:劇場 ke `ehu kai:波しぶき ke kauka:医者 ke kahawai:川 ke kahikai:海岸 ke kua`āina:田舎 ke ko:サトウキビ ke kula;学校 ke one:砂

注 複数に付く定冠詞は「Nā」です。

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