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かえる。

イタリアで食べた、ドイツの伝統料理「クヌーデル」。

世界を喰らう!

2011年10月26日|長綱 桃絵

今回の料理は、実はドイツで食べた料理ではないんです。
イタリアのバッサーノというところに住んでいる友人・テッピーを
訪ねたときに、テッピーの会社の同僚・クリストフさん(ドイツ人)が
ホームパーティーで作ってくれた料理でした。

初めて食べるクヌーデルの風貌に、なんだこのでっかい団子は?
食べた感触も、いったいこのモチモチっとしたものは?なんでできているんだ?
という、疑問だらけ。
でも、ホワイトソースが掛かった巨大な団子はとってもおいしかったんです。
ニョッキのような感じというか、う?ん、たべたことないなぁって感じ。

一度しか、食べてないけど忘れられなったので、
今回トライしみようということになりました。

ちなみに、バッサーノはこんなところ。
川が流れていて、日暮れ間近の町が素敵でした。

バッサーノの街中で買った本場のパニー二(?)。
チーズとハムとパンが絶妙なコンビネーション。

テッピーからピザのご馳走を頂きました(嬉)。

それと、このカッコいいパッケージのお菓子。
ラムネのような感じだけど、味は…ハッカのような‥。
とにかく、ありがとう。

材料やレシピのサーチ

クヌーデルの準備をと思い、本屋にいってドイツ料理を探してみたけど、
タイ料理やモロッコ料理、ベトナム料理、韓国料理はたくさんあるのに、
ドイツ料理の本て、意外と見つからない。

海外で日本に料理の本がすしの本しか売っていない見たいなもんだと
思うけど、これでは準備ができないので、ネットで探してみることにしました。

「クックパッド」と「EURO KITCHEN 在欧州私の台所」を参考にしました。

ただ、私たちがドイツ人に作ってもらったクヌーデルはホワイトソースが
掛かっていたのに、調べてでてくるやつは、トマトっぽいソースが多かったので、
そこは適度にアレンジして作ることにしました。

材料は、どこでも揃うものばかりで安心。

それと、この料理はヨーロッパの料理はもう完成された料理なので、
基本さえちゃんと抑えれば、おいしくできそうな安心感はありますが、
さてさて、どうなることやら。

作ってみましょう。

レシピ

巨大だんごの方

  • ジャガイモ(大) 2個 → 茹でる用
  • ジャガイモ(大) 3個 → 生で使う用
  • 小麦粉 100g ぐらい
  • 塩 10g ぐらい
  • 水 フードプロセッサー用

ソース

  • 生クリーム  200ml
  • しめじ  100g
  • マッシュルーム 5個
  • 玉ねぎ 1個
  • バター 30g
  • ベーコン 120g

調理開始

1.
ジャガイモ(大) 2個を皮ごと、水からゆでる。

2.
茹ったら皮をむいて、よく冷ましておく。

よく冷まさないとうまくいかないらしいのでご注意を。
前日に茹でておいたりするといいかも。

生のジャガイモをゴシゴシ洗います。

3.
生のジャガイモ(大)4個の皮をむいて、小さく切る。

ついに、フードプロセッサーを出動させました。

4年ぶりに使うのちょっと心配だったけど、ちゃんと動きました。

4.
フードプロセッサーでおから状になるぐらいの硬さにする。
(水を少し入れると回りやすくなります。)

なんかピンク色になりました。これをボールにあけます。

5.
布で 4 のおから上のものを漉して、水をよく切ります。

この時、絞った水は捨てずにボールにとっておきます。
プロセッサーの表面にこびりついたのも越してとっておきます。

濾したもの、オバケのようなカタチになりました(笑)。

6.
水をしっかり切ったおから状のジャガイモの量を図る。
このときは、オバケ2つで320gでした。

7.
あらかじめ茹でて冷ましてあった 2 のジャガイモをおからと
同量用意する。(つまり、320gですね。)

8.
おからのジャガイモと茹でたジャガイモを混ぜ合わせる。

漉したときの水の上澄みを捨てて、底に沈んでいる澱粉をすくい出して、8 に混ぜます。

9.
全体の10%の小麦粉を用意します。ここでは64g。

さらに、全体の1%の塩も用意する。6.4g。

10.
この2つを 8 に混ぜ合わせる。

11.
9 ?を80gずつに分けて、丸めて団子状にしていく。

手に水を付けると丸めやすい。

12.
塩を少し入れた沸騰したお湯に10の団子を入れていく。
すぐに弱火にして、沸騰する直前の火加減にする。

13.
10分ほどで、団子が浮かび上がってきます。
そこから40分茹でます。

茹でている間に、ソースの準備をします。

14.
玉ねぎとマッシュルームをスライス、ベーコンを細切り、
しめじは石付きをとり細かく分けておく。

15.
バターをフライパンで熱し、玉ねぎのスライス炒める。

16.
ベーコン、きのこ類を加えて、炒める。

17.
塩コショウ、ナツメグを少々加えて味を調える。

18.
生クリームを加えて、

とろとろしてきたら火を止める。
(お好みで、チーズを少し入れるとおいしいです。)

19.
40分後、茹った団子を皿に盛り、20のソースを掛けて完成。

早速、試食!!

中はこんな風になっていました。みっちりしています。

完食です!!おいしかったってことかな!!

本日のデザート、豆大福。

感想

結構、好評でしたね。
ダンゴは、クリスさんが作ってくれたものより
小さめにしたので、食べやすかったのと、
作るのにかなり時間が掛かったので、
空腹が美味しさを増幅させてくれましたね。

これは、他のソースやシチューにも絶対あいますね。
っていうか、付け合わせのパンみたいな使い方が
本当のクヌーデルなんだと思います。

ちょっと、変わった料理ですが、是非お試しあれ。おいしいですよ。

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